特殊清掃現場の案件
- 2018年08月29日
- 先週のことですが大阪市淀川区にて1Rのマンションなのですが、葬儀屋さんから紹介を受けて現地へ立ち合いに行きました。
事前情報ではお住いになっていた方は6月には亡くなられていて発見が1か月ほど遅れたそうです。
(今回は画像は掲載しません)
詳しい事情は分かりませんが(こういったケースの場合はあまりこちらからは聞きません)ご依頼者の方は遠方にいてすぐに来られなかったようです。
ご遺体はなかったのですが異臭(死臭)が結構残っていました。
部屋に入る前に玄関扉にガムテープで目張りしてあり、まずはそれを剥がすところから始まりました。
電気が止められていたこともあり、部屋は真っ暗でトイレのタンクから少し漏れる音だけが聞こえてきます。
カーテンは閉め切ってあり、空気がよどんでいて、床のカーペットには小さい虫と思われる黒い点々がいっぱいありました。
マスクは2重にしていたのですがそれでも臭いは鼻に入ってきます。
このブログでどこまでお伝えしてよいものかわかりませんが、正直あまり気分の良いものではありません。
今回は、残された物を全て撤去することと、消毒、脱臭が今回の依頼内容です。
21日朝9時から二人で作業に入り13時くらいまでかかりました。
布団は圧縮袋に入れ折りたたんでテープで巻き、マットレスはラッピングでぐるぐる巻きにしました。
持ち出すときに近隣の方に迷惑をかけないようにするための配慮です。
特に衣類や、カーテン、布団、カーペットなどの生地に臭いは残るそうです。
最終的に床のカーペットはすべて剥がしました。
全ての物がなくなってから、次の日に消毒と消臭を行いました。
一日置いて現地に確認しに行きましたが、臭いは残っていませんでした。
説明を受けなければわからないと思います。
管理をしている不動産会社では次に賃貸に貸し出すために早く処理をしたいようです。
まあ、当然でしょうが遺族のことを考えると複雑な気持ちになります。
特に、そこに住まわれていた方の写真などを見てしまった時には何とも言えません。
いろんな事情で身内が離れて暮らしている場合があると思いますが、年齢に関係なく健康状態を気遣ったり、連絡をまめに取ることは大事だと思います。
早い段階での発見ができるようにしておきたいものです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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